コロナウイルスバーチャートレース


投稿者:Site Admin | 2020/11/16
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世界保健機関WHO)によると、COVID-19はコロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症です。この新型コロナウイルスは致命的であり、人々の間に広がりやすいので、多くの国は、それの広がりを止めるためにロックダウンを発表しました。その結果、通訳・翻訳業界は、他の多くの業界と同様に、深刻な影響を受けています。しかし、その間、病院、空港、公共団体でリモート通訳や医療通訳者の需要が高まっています。COVID-19パンデミックで通訳をどのように行うかを知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

中国が武漢で最初の症例を報告して以来、中国だけでなく国と地域で確認された症例と死亡事件が急速に増加していきます。この記事では、バーチャートレース(bar chart race)というグラフの種類を使用してCOVID-19の状況を示します。これを通じて感染者数と死亡者数が時間の経過とともにどのように増加したかわかっています。興味深いことに、患者の国だけでなく、彼らが話す言語で数字を見ることができます!

https://youtu.be/3_frBPAvBlA

 

1. 情報源・注記事項

  1. 毎日の新型コロナウイルス感染者数と死亡者数については欧州疾病予防管理センター(ECDC)のウェブサイトの情報を参考にし、各国で使われる言語の比率に関する情報を国連のウェブサイトから得ました。国連データのない国では、World Dataというウェブサイトの言語比率のデータを使用しました。語族に関するデータは、エスノローグのウェブサイトから得ました。
  2. ほとんどの国では、国民は一人が一つの言語しか話さないと思われています。以上の情報源によると、アルジェリアやモロッコなどのいくつかの国では、その国民が公用言語としてアラビア語とフランス語を用いています。このような場合、人口の比率が両方の言語を話していると仮定しています。
  3. 一部の国では、言語の比率は100%まで加算されません。残りはその他に分類されます。
  4. データをまとめて簡素化したので、すべての言語で合計された感染と死亡者の数は、ECDCのウェブサイトで報告された数字とはわずかに異なります。

 

2. 国別の新型コロナウイルス拡大状況

 
 

 

国の面から見ると、コロナウイルスは中国で始まり、まもなくアジアの近隣諸国に広がりました。ダイヤモンドプリンセスクルーズ船と韓国のケースはトップニュースになって間もなく3月にイタリア、イラン、スペインも騒動に加わりました。しかし、4月までに、米国はイタリアを上回り、世界第一位の感染国になり、第二位の感染国のスペインに比べて二倍の感染者数を持っています。ヨーロッパは、約10のヨーロッパ諸国が感染者数と死亡者数の両方でトップ20に入ったので、深刻な影響を受けました。夏が近づくと、ブラジル、ロシア、インドが徐々にトップに立ち、メキシコ、ペルー、チリなどのラテンアメリカ諸国が続きました。リストは秋の間に安定しましたが、冬が近づくにつれて、コロナウイルスの症例が寒い国で急増すると予想されるため、チャート上の位置は大幅に変化します。

 

3. 言語別の新型コロナウイルス拡大状況

 
 

 

言語の面から見ると、最初は中国人がリストの第一位に立ち、続いて中国の方言です。それを通じて中国は多民族・多文化国とわかっています。韓国語、イタリア語、ペルシャ語はすぐに上昇し、国別のチャートと同様に状況を反映しています。英語はゆっくりと1つずつ追い越し、3月までに感染者数の表で第一位になり、4月までに死亡者数の表でも第一位を獲得しました。ポルトガル語(ブラジルを代表)とロシア語がトップの位置を獲得したため、中国語は急速に下落しました。ヒンディー語(インドの代表)も目立ち、スペイン語(スペインとラテンアメリカの代表)は8月までに第二位を取りました。その後、リストはかなり安定したままでした。

言語の面は、各言語を話す世界の人口の割合を考慮すると、より興味深いものになります。下の図では、中国語が世界で最も広く話されている言語であり、17%であることがわかります。しかし、バーチャートレースの終わりに中国語はようやくトップ20に属しなくなりました。一方、英語を公用言語として使っている人が世界の人口の4%に過ぎないが、両方のバーチャートレースをリードしており、第二位の国をはるかに上回っています。

もう一つの興味深い事実は、バーチャートレースのトップ言語のほとんどは、南北アメリカ、ヨーロッパ、ヨーロッパのヨーロッパ人の入植地域だけでなく、西アジアと南アジアで広く話されているインド・ヨーロッパ語族です。この語族では、近世の植民地主義を通じて、英語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語が大陸全体に広がりました。インド・ヨーロッパ語族は、以下の表に示すように、すべての世界の言語の45%以上を占めているため、上記の割合が予想されます。

この記事では、フリレンシアは、国別のCOVID-19症例と言語別の症例の洞察に満ちたイラストを提供したいと考えています。最新のコロナウイルス統計をオンラインで見たい場合は、WHOのコロナウイルス感染症ダッシュボードをご覧ください。このパンデミックから自分自身と周りの人々を安全に保つために、内閣官房の一般人向け助言に従ってください。

 

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