
2019年12月31日、人口が1,100万人である、中華人民共和国湖北省に位置する港湾都市武漢で、世界保健機関(WHO)に異常な肺炎のいくつかの症例と報告しました。1月7日、当局者は SARS関連コロナウイルス(SARSr-CoV)に属する新型ウイルスを発見したと語りました。この新型コロナウイルスは、人々の間の近接を通じて移します。具体的には、感染者の咳やくしゃみから来る液滴を吸い込んだり、これらの液滴が着地した表面に触れたりして目、鼻、口に触れることによって感染する可能性があります。
3月11日、WHOは新型コロナウイルスをパンデミックと宣言し、COVID-19という名前を付けました。4月14日時点で、COVID-19は少なくとも180の国と地域に広がっています。COVID-19の流行による確認された症例は1,925,553人、死亡者は119,718人です。
他の業界と同様に、通訳業界は、商談、国際会議、展示会がキャンセルまたは流行が封じ込まるまで延期されるため、すでにパンデミックからの影響を受け始めています。一方、病院、空港、公共団体に感染疑われる患者を診断し、感染者を発見し、確認された感染者を治療することを応援する健康診断の通訳者の必要性が大きくなってきました。
本投稿では、この岐路の際にクライアントと通訳者の両方の労働条件に適用されるいくつかのおススメを提供したいと思います。
クライアント用
新型コロナウイルスは世界に広がっているので、会議や協議会の主催者は、出席者が旅行できない、または旅行を許可されていない場面に対する危機管理計画を考える必要があります。コミュニティと出席者の健康と安全は、イベントを主催するすべての組織にとって最優先事項でなければなりません。しかし、イベントは時間、お金、労力の面で巨額の投資を必要とするので、それらをキャンセルするには多くの場合、莫大な費用がかかります。では、オンサイト会議(現場会議)、セミナー、協議会が開催できない場合、どのような代替手段がありますか?
1. オンライン会議を開催
イベントの目的が情報を共有し、出席者からの質問やフィードバックを収集する場合、実際にオンラインで開催することは非常に簡単です。発表者と聴衆はどこからでもインターネットを介して接続し、自分の言語でプレゼンテーションを体験します。チャットセクションでメッセージを残すことを通じて相談できます。このタイプの多言語ウェビナーは、非常に迅速に設定できます。出席者がすでに自分のアジェンダに元のイベントに参加する時間を取っておいたかもしれないので、出席を確かめられるように元のイベントの日付を維持することができます。予約した現場通訳者は、オンラインイベント中に通訳できるように訓練することもできます。これにより、オンサイト会議、セミナー、会議のキャンセルによる財務上の影響の少なくとも一部が軽減されます。ただし、この方法の欠点は、一部の出席者がコンピュータに精通していない可能性があり、インターネットの速度が作業の間中に安定していない可能性があります。
ここでは、無料の画面共有の機能と、出席者がダイヤルインして協力するための仮想会議室の設定を含む無料のWeb会議アプリをご紹介いたします。
2. 電話を通して相談
より短い会議や人との交流をあまり必要としない近況報告の場合は、多言語電話会議がまさに必要なものです。すべての出席者は、電話回線をリンクするオペレータに接続する電話番号にダイヤルします。通常、複数の人が接続できるため、幅広い聴衆に迅速に連絡できます。ただし、この方法の欠点は、出席者の数が限られていることがあり、ウェブカメラや画面を共有できないことです。
通訳者用
1. オンサイト通訳者(現場通訳者)
すべての業界でイベントや会議が延期またはキャンセルされるため、対面でよく働く通訳者は、封じ込め策によって最も大きな影響を受けました。新型コロナウィルスの拡大時にまだ通訳の仕事を探している場合、以下に最もよい考慮すべき対策をご紹介いたします。
- リアルタイムまたは同時通訳者の場合:
- 社会距離拡大戦略がブースにも当てはまるのを覚えておいていただきたいと思います。いつでも所定のブースの通訳者数をできるだけ減らすようにし、または、クライアントに2つの別々のブースを提供してもらいます。
- 2つの別々のブースが不可能な場合、より大きなブースは社会距離拡大戦略をより良くできます。また、他の通訳者から2メートル離れた場所に位置する必要です。
- 可能であれば、自分のヘッドセットをご使用ください。
- 使用前と使用後の接触面(机、コンソール、キーボード、コンピュータ、マウスなど)をご消毒ください。
- 咳やくしゃみなどをしたい場合は、口と鼻を覆い、他の人から少なくとも2メートル離れる必要です。
- 通訳中にマスクをご着用ください。
2. リモート通訳者
オンサイト通訳者に代わるリモート通訳者は、新型コロナウィルスの拡大時にクライアントを獲得しています。リモートでの通訳時に注意が必要な点をいくつか次に示します。
- すべての通知サウンド(Skype、Whatsapp、電子メールなど)をオフにし、作業中に背景雑音や干渉を排除します。
- 無関係な音声を避けるために、指向性マイクロホンを使用します。
- 自然な音声の典型的な高音と低音の両方を再現し、同時通訳に適したマイクを使用します。
- 話さないときにマイクをミュートします。
- 作業をスムーズに進めるために、インターネット接続が良好であることを確認します。
- 適切な服装を着用し、あなたの後ろにきれいな背景を用意します。Skype の機能を使用して背景をぼかすこともできます。
AIIC こちらからリモート通訳者のためのヒントも見ることができます。
フリレンシアで、以下のリンクでリモート通訳者は新しいアカウントを速く登録できます。
https://www.freelensia.com/signup
また、クライアントも検索機能を使って通訳者を探しやすいです。例えば、次はオンサイト通訳者とリモート通訳者の投稿です。
新型コロナウィルスは、通訳者とクライアントにとって例外的な状況を作り出しています。より多くの国が国境を閉鎖したり、ロックダウンに入ったりしています。しかし、この現場やリモート通訳の対策を通じて、通訳者がコミュニケーターやメディエーターの重要な役割を果たすコロナウイルスとの戦いに必要な会議や協議会が開催されることを願っています。コロナウイルスから世界を取り戻すために私たちの仕事をしましょう!
関連項目